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Saren Nagata 2014 Collection
Saren Nagata 2013 Collection
Saren Nagata 2012 Collection
2012年幕開け、TOKYO台場ホテル日航東京「永田紗戀展」で発表した最新作品たち。
2011年大震災で感じた様々な感情がそのまま作品になりました。
いつかなくなるその日まで、愛する人を心いっぱい愛して
私たちを支えてくれているこの大きな緑のかたまりを心いっぱい愛したい。
その詩たちが溢れ、気づけば書の筆で油絵のキャンバスに想いを詰め込んでいた私。
まだ足りない、まだ足りない…試行錯誤の末に赤いリボンをキャンバスに縫い付け
私がつけていたピアスを作品の中に結びつけた…
これは全て「漢字」です。でもこれはSarenの漢字です。
Saren Nagata 2011 Collection
I am a WOMEN
2003年独立してから描き続けてきたテーマは一貫として「女」。
女だからこそ描ける世界、女は弱いから強い、女ならではのリアルな感覚を作品に投影しています。
「詩」から生まれる「書」の世界
祖先がつくった素晴らしい文化「漢字」を敬愛しながら
漢字はもともと象形文字であり祖先は何かをイメージして漢字をつくった、では私がイメージするその漢字を私らしく書きたい。これが根底にある。もともと持っているその漢字には様々な意味合いをもちながら存在している。私が描く「書」では私の日常から生まれる「言葉」から生まれ、その言葉から表現される世界を追求したいと研究しつづけてきた。文字が読めない子供にも外国の方にも心で伝わる世界をつくりたいという想いもある。
Sarenの経験が「詩」に、そして「書」になる
例えば「笑」という字でもただ面白くて笑っているのではなく「悲しいけれども笑っている」など生きていると色々な「笑」に出逢う。それぞれの笑いに深い意味合いがあるように、そこには永田自身の経験が存在し、それが詩になり、書になる。だから「笑」の中にお花が咲いたり、スマイルの絵が描いてあったりする。全ては無意味ではなくしっかりとした伝えたい言葉がある。
励ましの言葉ではなくて、生きている本当の言葉を
個展では必ず「詩」がセットで展示してある。だからこそ「これはこういう想いで書いたんだ」とわかりやすく伝わり、そこに会話が生まれる。このコミュニケーションを意識した作風がコンセプト。「すごい」なんて言われたくない「わかるな~・・・」と想ってもらいたいが口癖である。
花咲く書道はヨーロッパでも評価
2011年にヨーロッパのプロモーションがはじまった。花咲く書道は外国の方に大絶賛されている。世界共通で愛される「花」が日本の伝統文化「書」と組み合わさり、そしてそこに英語で書かれるあたたかなメッセージが海を越え現在少しずつ笑顔の花を咲かせている。
作品と私の歴史
モノクロの世界から花咲く書道になるまで、そして未来・・・
変わらないことは「詩」から作品を描いてきたことです。
私はこれからも進化し続けます、変わり続けます。
それは私が年齢を重ねていくから当然のことなのです。
長い基礎の時代
私は書道だけは自信がある。ただそれだけで・・・
3歳~20歳:~2001years
小学校2年生の時に、書道の先生に褒められた経験だけを信じ、母子家庭で不安定だった家庭を守ろうと書道家になると15歳で決意。高校を中退し、書道で生きていくと決意し改めて学び始める。21歳で書道師範免許取得後は念願のフリーとして独立。
貧乏時代に考案した麻筆などは現在、講演などでも取り上げられる貴重な財産となった。
モノクロ時代
わたしの創作テーマは「女」だと気付く。
22歳:2003years
独学でWEBを製作。 【書女】を2003/8/8に母への感謝をこめてOPENさせる。 学生時代から書き溜めていた作風「詩」から「書」を描くというスタイルを本格的に構築。 言葉を何より大事にしたが、誰かの詩を書くのではなく、自分の言葉を書くということにも執着した。
墨の濃淡、にじみ、かすれ、墨の散った美しさを追求し、モノクロの世界を追求、表現に必要があれば、絵も描いていた。
◆故・根本楽人墨遊教室アシスタント@二子多摩川高島屋サロン
◆2004/8/15~ 南青山サロンドフルール「筆は銃より強し」作品参加(小林亜星氏・永六輔氏など)
WOMEN’S LINE 発表
出版「私はここにいる Here I am」㈱友人社
24歳:2005years
創作テーマ「女」とモノクロの世界を追求した結果、WOMEN’SLINEという「女」という字を描いていた。
墨と形だけで表現し、乳首を赤く染めて完成させる象形文字のような感覚の作品。これが今日の私の作品の原点ともなる。
自身の作風を一冊の本にまとめる機会を頂けた。
「詩」「書」「英訳」の3つでまとめた作品集はモノク
ロの世界の中で様々な表情をみせながら、反響を得た。
ロの世界の中で様々な表情をみせながら、反響を得た。
◆初個展表参道ハナエモリビルオープンギャラリーに招待していただき一ヶ月展示。
◆森英恵先生と対談。
私が願う「女」を描く。
黒い軸と独特の作品が新しい書道と絶賛。
25歳:2006years
作風が認められ、全国個展のお誘いがあり個展作品の製作に没頭。
新潟から京都までの商業施設を作品と共に歩いた。
軸は黒い軸にこだわった。
自身の最大の創作のテーマ「女」を黒い掛け軸の中で自由に躍らせはじめた時代。
掛け軸が高く評価され、二部作など意欲的に製作をする。
全て原画にこだわり、作品は一点ものであった。
◆全国の商業施設にて個展開催
「言葉」時代
介護の経験、そして死の影響。
26歳:2007years
祖母の介護をしながらの作品製作時代が一番作品に深みをもたせた。何気なく書いているような短い言葉たちだが、そこには介護の末の祖母の死、10年会っていなかった末の実父の死が関係している。「がんばれ」という言葉なんて絶対書きたくないとおもい「大丈夫」「大丈夫」と自身に唱えるように優しい墨の色で描いた。
幾つもの哀しみを乗り込え、人は辛いときに励ましてなんていらないと気づく。ただ単に理解してもらえること、同じ気持ちをわかってくれる人の存在が大きいと気づいた。
これが今後の作品の強いテーマとなった。
◆全国商業施設にて個展開催
優しい色と文字への研究
妊娠をきっかけに・・・
27歳:2008years
長女妊娠をきっかけに作品が明るくなる。
もっときれいなものを書きたいという意欲が高まりはじめた。
妊娠期間に図書館に通い「象形文字」などの研究をしはじめる。
これが今後の作品に影響を強く与えた。
◆表参道プロモアルテギャラリー「永田紗戀展」開催
◆大阪天満 夢玄「永田紗戀展」開催
◆青山HACギャラリー「永田紗戀展」開催
◆大阪 児島星葉氏とコラボ展「ふたりの手・ふたりの形」開催
花咲く書道誕生
長女出産で作品に鮮やかな花が咲く
28歳:2009years
4月に長女を難産で出産。その後描き出した作品たちは全て漢字に花が咲いた。
娘を育てている中で彼女に「この世界は美しいものが溢れている」ということを伝えたく母としての目線から生まれた愛に溢れる詩と、そこから描かれる書にはたくさんの花が咲きだした。いつからかそれは「Sarenの花咲く漢字、花咲く書道」と呼ばれていた。
◆2010/11/20 TEDx@yourth「私なりの伝統の伝え方」日本20代代表登壇 YouTube
◆2010/7/1~29 ホテル日航東京「永田紗戀展 紗戀」招待開催
◆2010/12/29~2011/1/31 ホテル日航東京「永田紗戀展 花咲く言葉」招待開催
これが私の想う漢字
作風がよい愛に溢れるものに・・・
30歳:2011years~
30年前、浦安で生まれ、浦安で育った、液状化の被害で今まで経験したことのない苦しい想いに包まれ、東北の映像を見るたびに同じ母親として胸を深く痛めた。
自分ができることは何か、それは作品を通して「愛」「平和」「守」を伝えていくことではないかと。そしてこの経験を風化させずに、子供に伝えていくこと。
「愛」という漢字は私が両手を大きく広げて包む。
「平和」には赤いリボンを結ぶ。地球を守るように「守」という漢字を描いた。
◆作品集発売「紗戀Saren」㈱高陵社書店
◆2011元旦 ホテル日航東京お正月書初めイベントパフォーマンス出演 You Tube
◆クラウドファンディングにより作品集発売「紗戀Saren」㈱高陵社書店 Amazon「紗戀Saren」
◆2011/12/27~2012/1/30 ホテル日航東京「永田紗戀展 ~これが私が書きたかった「愛」という漢字です」招待開催
イラストが漢字の中で踊る
もっと自由にもっと笑顔にもっとSaren!
31歳:2012years~
自身が描き続けてきたイラスト「筆ちゃん」。
これは永田紗戀そのもの、なんにでもSmileを描いて友達になってしまう筆ちゃんと
その娘の小筆ちゃんを漢字の中に取り入れ、見ていてワクワクする作風を展開。